映画『レッド・ワン:RED ONE』の見どころと感想

ファンタジー

クリスマスイブの前夜、コード名『レッド・ワン』ことサンタクロースが誘拐される。

サンタクロース救出のために、子供が大好きで心優しいサンタクロースの護衛隊長カラム・ドリフト、通称カル(ドウェイン・ジョンソン)と大金を稼ぐためなら何でもやる「トラッカー(追跡者)」ジャック・オマリー(クリス・エヴァンス)がサンタクロース救出のために活躍するアクション・アドベンチャー・コメディー。

作品情報

監督:ジェイク・カスダン
脚本:クリス・モーガン
原案:ハイラム・ガルシア
製作:ハイラム・ガルシア、ドウェイン・ジョンソン、ダニー・ガルシア、クリス・モーガン、ジェイク・カスダン、メルビン・マー
音楽:ヘンリー・ジャックマン
上映時間:124分
製作国:アメリカ合衆国

キャスト

カラム・ドリフト(通称:カル):ドウェイン・ジョンソン
ELF(物流管理と防備を担う組織)の長官。子供の笑顔が生きがい。サンタ護衛一筋542年のサンタクロース護衛隊長。
ジャック・オマリー:クリス・エヴァンス
世界一のトラッカー(追跡者)で賞金稼ぎ。かつてFBIからスカウトされるほどの腕を持っているが、その誘いを蹴っている。子供の頃からサンタクロースなんて信じていない現実主義者。おまけに手癖が悪く、賭け事が大好き。
ゾーイ・ハーロウ:ルーシー・リュー
MORA(神話管理修復局)の責任者
レッド・ワン(聖ニコラウス、通称:ニック):J・K・シモンズ
サンタクロース
ミセス・クロース:ボニー・ハント
サンタクロースの妻
クランプス:クリストファー・ヒヴュ
サンタクロースの義理の弟
グリラ:キーナン・シプカ
クリスマスの魔女
オリビア:メアリー・エリザベス・エリス
ジャックの別れた恋人。医師
ディラン:ウェスリー・キンメル
ジャックとオリビアの一人息子。父親に似てハッキングが得意。
テッド:ニック・クロール
ジャックへ匿名で依頼してきた依頼人
ガルシア:レイナルド・ファバーレ
ELFの隊員のシロクマ
バルスコバ:ジセット・ヴァレンタイン
ELFの隊員

『レッド・ワン』のあらすじ

クリスマスイブを翌日に控え、サンタクロースの家のある北極ドームではプレゼント発送の準備で大忙し。ところがその最中、何者かがサンタの家に侵入し、サンタが拉致されてしまった。

極秘であるはずのサンタの居場所がハッキングによって知られてしまった。サンタの国では大騒ぎになるが、程なくしてレジェンドとして知られているウルフことジャック・オマリーであることが判明する。

ジャックはMORAという国際機関によって連行され、責任者のゾーイとELFの長官でサンタの護衛一筋542年の護衛隊長カルことカラム・ドリフトに尋問される。ところがジャックへの依頼人は匿名であり、ジャックは追跡相手がサンタクロースであることも知らなかった。しかし、ジャックのトラッカーとしての腕で依頼人を突き止め、レッド・ワンの救出を手伝うことになる。

ジャックにレッド・ワンの追跡を依頼したのはテッドという男だったが、テッドはただの仲介人で実際の依頼人別にいた。

レッド・ワンを救出できなければ、クリスマス中止という前代未聞の事態になってしまうのに、残された時間は24時間を既に切っています。カルとジャックはレッド・ワンを救出できるのか。またレッド・ワンを誘拐した目的は何だろうか。

『レッド・ワン』の見どころ

この映画では、メルヘンの世界とはかけ離れたサンタクロースが描かれています。
ファンタジーとはいえるのですが、SF的な要素もあり、「サイエンス・フィクション」ではなく「サイエンス・ファンタジー●●●●●●」といえそうな映画です。

カルとジャック

通称:カル、カラム・ドリフト(ドウェイン・ジョンソン)は子供の笑顔が生きがいという、マッチョな見た目と違う心の優しく謹厳実直な人間?です。EFLの長官として542年間サンタの護衛を務め、また、182年連続で「楽しく包装できたで賞」を受賞しています。サンタクロースとは親友同然のようで、彼のことをニックと呼んでいます。しかし、世の中の大人たちの風紀の乱れに失望し、ELFを辞めようとしています。

ジャック・オマリーは子供の頃からサンタクロースなんていないと思っている現実派です。自己中心的で、他人のものもスリ取ってしまうという手癖の悪さもあります。かつての恋人オリビアとの間にディーンという一人息子がいます。息子のことが心配なのですが父親らしさを見せることに抵抗を感じています。

ただ、ジャックはレジェンドともいわれるほどのハッキングの天才で、その筋では「ウルフ」と呼ばれています。かつてFBIからスカウトされるという経験をしていますが、その話を自ら蹴っています。ギャンブルが好きで、大金が入る仕事なら何にでも手を出してしまいます。

この映画では、この対照的な二人がサンタクロースこと「レッド・ワン」救出のためにあちらこちらでヘマをしながらも活躍します。

サンタの国—北極ドーム

サンタは北極にある北極ドーム(North Pole Comprex)の中にある自宅に住んでいます。

北極ドーム内は大都会並みにキラキラ輝きいろいろな建物がひしめき合っています。そこではいろいろな妖精たちがクリスマスイブに向けて大忙しで働いています。また、いろいろな部署に分かれており、聞ける部署名だけでも、包装部、リボン部、キラキラモール部などがあるようです。

また多くの施設や組織もあり、クリスマスイブに向けてみんなが働いています。

サンタクロースの実態

サンタは一年365日のうち364日働きます。一年をかけて準備をし、クリスマスイブの一晩で時差のある世界中の国の何十億という子供たちにプレゼントを配るのです。そして休みはボクシング・デー(12月26日)1日だけなのです。

その一晩でサンタは3億4000万カロリーを消費するのです。そのためサンタは常に体を鍛えており、自宅のジムで常に筋トレをしています。

われわれの知っている赤い服と赤い帽子を被った、でっぷり太った長い白ひげのおじいさんとは全くイメージが違います。サンタさんの乗る8頭のトナカイの引くソリもまるで宇宙船。このサンタさんがプレゼントをどのように配るのかもなかなかの見ものです。

誰がレッド・ワンを誘拐したのか、その目的は?

ジャックは当初、依頼人を知りませんでした。でもジャックの仕事は誰も信用できない裏家業。そのために彼は保険をかけていました。それが功を奏して依頼主を特定します。

ところが、その依頼人はテッドという男、しかしただの仲介でしかなかったのです。その裏に本物の依頼主がいたのですが。テッドはカルに脅されますが、依頼人の名前をいうことに怯えているようです。

その真の依頼人は一筋縄ではいかない相手でした。カルとジャックはその依頼人の見つけ、レッド・ワンを救出しなければありません。

『レッド・ワン』の感想

サンタクロースは実在していた!!

クリスマスシーズンのショッピングモールのクリスマスコーナー。子供達を膝に乗せてプレゼントは何がいいか聞いているサンタクロースのおじいさん。小さな子供たちは本物だと思っていても親はそうは思っていない。時給いくらかで雇われているのだろうとか、ボランティアでやっているのだろうと考えてしまう。

でも、実はそれは本物のサンタクロース。国家のリーダーたちは知ってはいるが、一般には極秘にされている。ちょっと陰謀論めいた設定の映画です。陰謀論というとメン・イン・ブラックが頭に浮かんだのですが、そんな感じでわれわれの知らないところで何かが起こっているという感じです。

ところがこの映画はサンタクロースが主人公ではありません。そのサンタクロースが誘拐され、24時間で救出しないとクリスマスがなくなってしまうのです。

主役はドウェイン・ジョンソン(カル)とクリス・エヴァンス(ジャック)。カルはサンタの警護542年のベテランで責任感の塊。それに比べてジャックはどちらかというと巻き込まれた感があり、あまり気乗りしない様子。この対照的な二人のやりとりがなかなか楽しめました。

この映画はどのようにサンタを救出するのかが見どころなのですが、それだけではなく、クリス・エヴァンスが演じる、子供の頃からサンタなんて信じていなかったジャック・オマリー。母親であるオリビアと暮らしているディランという一人息子がいるのですが過去の所業のこともあり、父親としての自信が持てずにいます。でも、このサンタクロース救出を通じて、父親の責任感に目覚めていくというところも感動的でした。

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