映画『メン・イン・ブラック:MIB – Men In Black』の見どころと感想

SF

この映画は1997年のアメリカ映画。ローウェル・カニンガムのコミックをもとに製作総指揮スティーブン・スピルバーグ、監督バリー・ソネンフェルドで映画化。地球上に存在する宇宙人を監視する秘密組織『MIB(メン・イン・ブラック)』の活躍を描くSFアクションコメディ。主演はトミー・リー・ジョーンズとウィル・スミス。メン・イン・ブラックシリーズの一作目。

作品情報

公開年:1997年

上映時間:1時間37分
監督:バリー・ソネンフェルド
脚本:エド・ソロモン
原案:ローウェル・J・カニンガム
制作:ウォルター・F・バークス、ローリー・マクドナルド
制作総指揮:スティーブン・スピルバーグ
音楽:ダニー・エルフマン
主題歌:『Men In Black』ウィル・スミス
制作会社:コロンビアピクチャーズ、アンブリン・エンターテインメント
配給:ソニー・ピクチャーズ
制作国:アメリカ

キャスト

K:トミー・リー・ジョーンズ
エドワーズ/J:ウィル・スミス

ローレル:リンダ・フィオレンティーノ
エドガー/バグ:ヴィンセント・ドノフリオ
:リップ・トーン
ジーブス:トニー・シャルーブ
ベアトリス:シオバン・ファロン
ローゼンバーグ氏:マイク・ナスバウム
バンのドライバー:ジョン・グリース
ホセ:セルジオ・カルデロン
アル
キリア星人:カレル・ストルイケン
INSエージェントのジェイナス:フレドリック・レーン
D:リチャード・ハミルトン
ジェイク・ジェンセン:ケント・フォールコン
ミッキー:ジョン・アレキサンダー
パープ:キース・キャンベル
害虫駆除人:ケン・ソーリー

映画『メン・イン・ブラック』のあらすじ

ニューヨーク市警の若き刑事ジェームズ・エドワーズは、追跡していた犯人をビルの屋上に追い詰めるも自殺されてしまう。その犯人は、人間とは思えなかった。だが誰にも信じてもらえない。

そこへ黒服の男が現れるとジェームズは連れ出され、地球に住んでいるエイリアンの実態を見せられる。その記憶は消されてしまうが、翌日ジェームズは、その黒服の男『K』にスカウトされ、MIBのメンバーになる。その頃、凶悪な昆虫型エイリアン『バグ』が地球に侵入し、人類の危機が訪れようとしていた。

映画『メン・イン・ブラック』の見どころ

制作総指揮スティーブン・スピルバーグ。そう聞いただけで、この映画は間違いない!そう感じたのではないでしょうか。

おまけに、主演がトミー・リー・ジョーンズ&ウィル・スミスなのですから見るしかないでしょう。この映画の見どころには、いくつかのポイントがあります。

MIB:メン・イン・ブラックとは

メン・イン・ブラック:MEN IN BLACK(黒服の男たち)とは、政府の調査期間を名乗る、UFOの陰謀論のなかで登場する謎の存在です。黒いスーツに黒いネクタイ、黒いサングラスをかけ、黒い中折れ帽をかぶって(この映画では帽子はかぶってませんが)、大型の黒塗りのセダンに乗っています。

UFOや宇宙人の目撃者のところへ現れ、見たことを口外しない様に忠告し、もし漏らすと、あなたのためにならない、と脅したりもします。

しかし、この映画のMIBに陰謀論的な、ドロドロしたものは感じられません。MIBの中は明るく、いろいろな星からきたエイリアンが、人間たちと働いています。都市伝説となっているMIBをパロディー的に描いています。

エージェント『K』と『J』

この映画はKとJを中心に物語が進んでいきます。Kはベテランのエージェントで寡黙で冷静沈着。常に落ち着いた行動をしています。それに比べJは元ニューヨーク市警の刑事で熱血漢。犯人を見つけるなり飛び出していくタイプです。KにスカウトされてMIBに入ることになります。

この二人のエイリアンへの対し方が、とてもコミカルに描かれていて、楽しく見ていられます。

凶悪エイリアン『バグ』

KとJが追跡するのが、凶悪エイリアンのバグ。昆虫型のエイリアンで、地球のゴキブリやハエ、蚊などにも仲間意識を持っている。それらが無下に殺されると逆上してしまう。

円盤で地球にやってくるが、墜落先の牧場主エドガーを殺し、エドガーの皮をかぶって、地球人になりすます。ところが、人間と体型が合わないのか、見た目も動きもぎこちない。それがとても不気味だが滑稽。

人類とエイリアンとの共存

この映画では、エイリアンはすでに地球へ来ていて、人間社会に紛れて生活をしています。そう言ったエイリアンたちにKとJが聞き込みをするシーンもコミカルで見どころの一つです。

ニューラライザー

エージェントの装備品の一つで、この装置は強烈な閃光を発し、その光で事件の目撃者の記憶を消すことができる『記憶消去装置』。エイリアンの存在を隠しておくための重要なアイテムです。物語の中でたびたび出てきます。

映画『メン・イン・ブラック』の感想

この映画は、まさに娯楽映画にふさわしい映画だと思います。ストーリーも複雑な展開がなく、とてもシンプルでわかりやすいストーリーです。

その分、見る側としては、トミー・リー・ジョーンス演じる『K』とウィル・スミス演じる『J』とエイリアンたちとのコミカルな絡みや、エドガーに化けている、不気味だけどどこか間抜けな凶悪エイリアン『バグ』が何を企んでいるのかを楽しんで見ることができます。

アルキリアの『銀河』とは何か、またその『銀河』をめぐるKとJそして凶悪エイリアン『バグ』との争奪戦も面白く、ポップコーンを食べながら見るのに最適の映画だと思います。

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