「エターナルズ」は、マーベル・コミックの同名のスーパーヒーローチームを基にした2021年のアメリカのスーパーヒーロー映画です。監督は、クロエ・ジャオ。出演はジェマ・チャン、リチャード・マッデン、アンジェリーナ・ジョリー、キット・ハリントンなど。MCUのフェーズ4、26作目。
作品情報
公開年:2021年
上映時間:156分
監督:クロエ・ジャオ
製作:ケヴィン・ファイギ、ネイト・ムーア
製作総指揮 :ルイス・デスポジート、ヴィクトリア・アロンソ、ケヴィン・デラノイ
製作会社:マーベル・スタジオ
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ、ウォルト・ディズニー・ジャパン
キャスト
セルシ:ジェンマ・チャン
イカリス:リチャード・マッデン
キンゴ:クメイル・ナンジアニ
スプライト:リア・マクヒュー
ファストス:ブライアン・タイリー・ヘンリー
マッカリ:ローレン・リドロフ
ドルイグ:バリー・コーガン
ギルガメッシュ:ドン・リー
エイジャック:サルマ・ハエック
セナ:アンジェリーナ・ジョリー
デイン・ウィットマン:キット・ハリントン
カルーン:ハーリッシュ・パテル
ベン:ハーズ・スレイマン
ジャック:イーサイ・ダニエル・クロス
アリシェム:デビッド・ケイ
クロ(声):ビル・スカルス
ガルド
エロス / スターフォックス:ハリー・スタイルズ
ピップ:パットン・オズワルト
エリック・ブルックス / ブレイド:マハーシャラ・アリ
映画『エターナルズ』あらすじ
絶対的存在であるセレスティアルズによって、招集された不老不死のヒーロー集団エターナルズは7000年前に、捕食生命体であるディビアンツを滅ぼすため、地球に派遣されてきた。エターナルズはディビアンツを次々と殲滅していくが、それと同時に人類の技術の発展にも手を貸してきた。そして今から500年前、最後のディビアンツがエターナルズによって倒される。
エターナルズは人類の技術的発展には手を貸したが、その後に起こってくる人類の争いには干渉しない決まりがあった。人類の発展に手を貸したことの是非はエターナルズの分裂を招く。そこでリーダーのエイジャックは解散を決め、それぞれが超人的な力を隠し、人間社会に身を隠しながら生活していく。
ところが絶滅したと思われていたディヴィアンツが突如姿をあらわす。そして、そのディビアンツは今までと違っていた。
映画『エターナルズ』見どころ
エターナルズはプライム・セレスティアルのアリシェムによって地球に派遣されてきます。そこでエターナルズは2つの戦いをすることになります。一つは人類にとって強敵である、捕食生物のディビアンツです。そして、もう一つがこの物語の核心になってきます。
マーベル作品の中でのエターナルズ
マーベルの作品は2008年のアイアンマンを1作目として、MCU:マーベル・シネマティック・ユニバースという統一された世界観のもとシリーズ化されています。このエターナルズもMCUの一つで、エターナルズは26作目にあたります。
となると、過去の25作をみていないと話がわからなくなるのでは、と心配になりそうです。でも、この物語はアベンジャーズや他の作品とは別に話が進んでいます。
実をいうと物語の途中で、アベンジャーズの話題がチラッと出てはくるのですが、エターナルズのストーリーに直接の影響はないようで、安心して見ることができます。
エターナルズとは
エターナルズは宇宙に最初の太陽を生み出したセレスティアルズの一人、プライム・セレスティアルのアリシェムによって、捕食生物ディビアンツを絶滅させるため、惑星オリンポスから地球に派遣されます。ところが、物語の中盤である秘密が明かされます。それによってチームに不和が生じます。その後のエターナルズそれぞれに注目です。
エターナルズの多彩な能力
この映画『エターナルズ』はマーベルのヒーロー映画なのですが、他のヒーローと違うのは、単独のヒーローではなく、チームだということです。メンバーは10人で、それぞれに独特の能力を持っています。
チームのリーダーである、エイジャックは治癒能力を持っています。ケガをしても一瞬で治ってしまいます。また、仲間のケガも治してしまいます。エイジャックからチームを引き継ぐことになるセルシは物質を別の物質に変化させることができます。チーム最高の戦闘力を持つイカリスは飛行能力を持ち、目から強力なビームを照射することができます。など、他もメンバーも独特の能力を使って、ディビアンツに立ち向かうシーンは迫力満点です。
セレスティアルズとエターナルズ
この映画は冒頭「プライム・セレスティアルのアリシェムが太陽を創り生命を生み出した…」。というナレーションから始まります。このセレスティアルというのは、宇宙の創造主と考えていいようです。エターナルズはこのプライム・セレスティアルのアリシェムによって、地球へ派遣されてきます。
そして、ナレーションの最後に「エターナルズはアリシェムを信じ 忠実に任務を遂行した」とあるのですが、そこにエターナルズの葛藤とドラマがあります。
まとめと感想
この映画は、一人のヒーローの活躍だけではなく、10人のヒーローが活躍するということで、10人のヒーローが超人的な能力を駆使しながら、入り乱れて戦うシーンは圧巻です。
また、ヒーロー映画では、そのヒーローの持つ悩みや苦悩が描かれますが、この映画では10人の考え方があり、それぞれの苦悩があります。また、最後に決断を下すリーダーの存在もあり、先の読めないストーリーもドラマチックで魅力的でした。

